昔私がまだ小さい子供だった頃
「越中富山の薬屋さん」が竹行李を包んだ大きな風呂敷包を背負ってよく来た
いろんな薬を置いて行くのだが
いつも、子どもたちに紙ふうせんをくれるのだ
それがとっても嬉しくて
いっぱい膨らませてポンポン遊んだものだ
結婚し子供ができニュータウンに引っ越してからも
置き薬屋さんのお世話になってきた
今は「富山の薬売り」ではなく、薬の配置販売会社かから来ている
最近は置き薬をほとんど使わないのだけど
子供が小さい時は、風邪薬や解熱剤など
急場しのぎに重宝させてもらった
それから年数がたち
子供達も大きくなるにつれ
急な熱を出したりお腹が痛いと泣き出すこともなくなり
だんだん置き薬を使うことがなくなってきた
薬屋さんが交換に来るたびに
ボチボチ終わりにするわと言ってきたのだけど
そう言わずにもうちょっと置いておいて下さいと頼まれ幾年月・・・
そのままずっと続いて来たのだが
ごく近くにウエルシアができて
いろんなことが便利になってきて
なおさら置き薬を使う必要がなくなった
その上主人が家に居るようになって電話をとったり時間もとられるので
必要もないのだから止めたらと言うし
とうとう今回はっきり止めさせていただいた
若い子に変わったところなので
可哀そうだなと思うのだけど
置き薬のケースやら何やらがなくなって
申し訳ないけど部屋も時間もスッキリしました